新しいMacに乗り換えるたび、以前の設定を思い出すのに時間がかかります。次回の自分が迷わないように、開封後に行う設定を順番にまとめました。
すべてを同じにする必要はありません。トラックパッドの速度やDockの位置は好みが分かれるので、使いやすい設定だけ取り入れてください。
最初に用意したもの
ソフトウェアの設定とは別に、必要なら次のものを用意します。
- 覗き見防止フィルム: 外出先で画面を見られにくくしたい場合に使う
- PCスタンド: 外部キーボードと組み合わせ、画面の位置を上げたい場合に使う
どちらも必須ではありません。使う場所と姿勢に合わせて選べば十分です。
記事公開時に使っていた製品は次の2つです。MacBookのサイズと型番を確認してから選んでください。
1. トラックパッドを調整する
カーソルの速度
システム設定 → トラックパッド → 軌跡の速さ を開きます。
私は速めに設定しています。最速が扱いにくければ、一段ずつ上げて調整してください。画面の端まで移動するときに何度も指を動かさずに済む位置が目安です。
タップでクリック
同じ画面にある タップでクリック をオンにします。トラックパッドを押し込まず、軽く触れるだけでクリックできます。
2. キーボードの反応を速くする
システム設定 → キーボード を開き、次の2項目を調整します。
キーのリピート速度: 速めリピート入力認識までの時間: 短め
文字の削除やカーソル移動が遅いと感じる場合に効果があります。速すぎると入力ミスが増えるので、数日使ってから微調整します。
3. Dockとスクリーンショットの保存先を決める
Dock
システム設定 → デスクトップとDock で Dockを自動的に表示/非表示 をオンにします。Dockを常時表示したい場合は、そのままでも構いません。
私はコードの表示領域を広く取りたいので、Dockを小さくして左右のどちらかに置いています。
スクリーンショット
Command + Shift + 5 を押し、オプション から保存先を指定します。たとえば ~/Pictures/Screenshots のような専用フォルダを作ると、デスクトップが画像で埋まりません。
4. 使わないアプリを整理する
GarageBand、iMovie、Keynoteなど、使わないアプリは削除候補にします。ただし、macOSに標準で含まれる一部のアプリは削除できません。空き容量に困っていなければ、無理に消す必要もありません。
5. Homebrewを入れる
開発ツールやアプリの導入にはHomebrewを使います。インストールコマンドは変更される可能性があるため、実行前にHomebrew公式サイトの内容も確認してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストール中にMacのパスワードを求められます。ターミナル上に文字は表示されませんが、入力は受け付けられています。
Apple Silicon搭載Macでは、インストーラーの案内に従ってHomebrewのパスを通します。現在の標準インストール先は /opt/homebrew です。
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zshrc
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
最後に確認します。
brew --version
バージョンが表示されれば準備完了です。
6. 必要なアプリを入れる
私が使うことの多いアプリは次のとおりです。不要なものはコマンドから外してください。
brew install --cask google-chrome
brew install --cask visual-studio-code
brew install --cask raycast
brew install --cask 1password
brew install --cask slack
brew install --cask zoom
brew install --cask notion
brew install --cask brave-browser
brew install --cask miro
brew install node
ブラウザやエディタを一つずつWebサイトから探す手間が減り、別のMacでも同じ環境を再現しやすくなります。
7. GitHub用のSSH鍵を作る
GitHubへSSH接続する場合は、Ed25519形式の鍵を作ります。メールアドレスは自分のGitHubアカウントに合わせて変更してください。
ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"
保存先を変更しない場合はEnterを押します。秘密鍵を保護したい場合はパスフレーズも設定します。
公開鍵をクリップボードへコピーします。
pbcopy < ~/.ssh/id_ed25519.pub
GitHubの Settings → SSH and GPG keys → New SSH key を開き、コピーした公開鍵を登録します。登録後は接続を確認します。
ssh -T git@github.com
初回はホスト鍵の確認が表示されることがあります。GitHub公式ドキュメントに記載されたフィンガープリントと一致することを確かめてから進めます。
初期設定が終わったら
ここまでで、入力機器、画面まわり、アプリ導入、GitHub接続の準備が整います。次に操作をキーボード中心へ寄せたい場合は、RaycastのHotkeysとQuicklinksを設定します。
参考資料
更新履歴
- 2026-10-04: 改稿内容を追えるよう、更新履歴を追加
- 2026-09-23: HomebrewとGitHub SSHの確認手順を補い、未計測の時短表現を削除。実際に使用している周辺機器を追記
- 2026-02-08: 初版公開

